こんにちは、あらまきです。
今回は「中古のカメラは購入しても大丈夫なのか」という悩みを持っている人に向けて、
実際に中古のカメラをネットで購入した経験から、いくつかアドバイスを書いていきたいと思います。
中古のカメラの魅力は値段
カメラを中古で購入することの魅力は、なんといっても値段の安さです。
カメラを買うのって、結構な大きなイベントですよね。
私もこれまで何台かカメラを購入してきましたが、カメラを買う時は毎回、1カ月や2ヶ月は余裕で悩みます。だって、カメラって高いので。
最近（2024年）だと、APS-Cのボディは10万円～、フルサイズのボディはだいたい25万円～、くらいが相場だと思います。これにレンズをつけると、プラス5万円～10万円くらいはかかります。
「ちょっとカメラで写真を撮ってみたいな」くらいの興味では、なかなか手が出しづらい金額です。
そんな時に、中古のカメラは魅力的です。
新品だと30万円以上するようなカメラ（例えばα7iv）が、ちょっと型落ちの中古（例えばα7iii）だと15万円くらいで買えたりします。
「こんなに安くなるなら中古でも、、、」と、中古のカメラが気になる人も多いと思います。
でも中古を買うのは正直なところ不安
私が使っているSONYのα7RIIIは、中古を買いました。
このα7RIIIが、私にとって初めての中古のカメラです。マップカメラで1年保証をつけて、160,600円でした。（ちなみにですが、α7RIIIの新品は今でも一部のショップで25万円くらいで売られています。）
それまではカメラもレンズも全て新品で購入してきましたので、中古のカメラを買うことに対して、正直なところかなり不安はありました。
α7RIIIの中古を買うか新品を買うかで、2ヶ月くらい悩みました。
中古のカメラの値段は安くて魅力的なものの、やはり次のような不安はどうしてもあります。
- すぐ壊れるんじゃないだろうか
- シャッターやAFに不具合があるのではないか
毎日仕事帰りにカメラ屋さんに立ち寄ってはショーケースの中古カメラを眺めていましたし、カメラを中古で買っても大丈夫なのか、ネットの掲示板も毎日読み漁っていました。
悩みに悩んだ末に、中古のα7RIIIを購入したのですが、今までのところ故障も不具合もなく、とても満足できています。
α7RIIIは少し前の上位グレードですからね。とても綺麗な写真が撮れます（語彙力ない）。
これからも中古のカメラを積極的に検討していこうと思っています。
中古を買ってもいいかどうかの判断のポイント
私は中古のカメラを購入して満足できましたが、全ての人がそう（満足できる）とは限らないと思います。
ここからは、中古カメラの購入を検討する場合の、私なりの判断基準をお伝えしたいと思います。
私が考える「中古のカメラは購入しても大丈夫なのか」の判断の基準は、「不安な要素を対策できるかどうか」です。
私が中古のカメラの購入に踏み切れたのは、中古のカメラに対するすべての不安要素が対策可能だったからです。この考え方は、中古を検討している人には判断材料にしていただけると思います。
私の場合だと、中古のカメラに対する不安要素は次のようなものあがありました。
- 買ってすぐに（1年や2年くらい）壊れるのではないか
- AFなどの機能に故障や不具合があるのではないか
- 傷や汚れがひどいのではないか
しかしながら、これらの不安要素は、購入するお店をきちんと選択することで対策が可能でした。
買ってすぐに壊れるのではないか
まず一つ目の不安要素は、購入してからすぐに故障して使えなくなることでした。
新品に比べて手頃とはいえ、中古でもカメラは安い買い物ではありません。購入してすぐに故障して使えなくなる、なんてことは絶対に起きてほしくありません。
この点は、保証がきちんとしているお店を選ぶことで対策が可能でした。
私はα7RIIIをマップカメラで購入したのですが、マップカメラでは、2週間以内の初期不良は返品が可能です。
また、カメラボディの販売価格の3%くらいを支払うことで、1年間の保証をつけることもできます。私はこの保証をつけました。
この保証を付けておけば、自然故障は販売金額を上限に修理対応してもらえるそうです。また、仮に1年後以降に故障してしまった場合でも、いくらかお金を払えば、修理をしてもらえるとのことでした。
この保証があったので、仮に初期不良や自然故障で壊れてしまったとしても、返品や修理が可能です。
「買ってすぐに壊れるのではないか」という不安要素に対して、購入店の「返品・修理」で対応した、というわけです。
いざ修理となってしまった場合はそれなりの日数がかかると思いますが、我が家には他のカメラもありますので、修理期間中は他のカメラを使おうと考えています。
AFなどの機能に故障や不具合があるのではないか
AFなどの機能的な不安要素も、故障の場合と同様に、お店の保証で対策が可能でした。
もし購入時に事前説明がされていない不具合が発生していた場合は、返品や修理をしてもらえばいいのです。
傷や汚れがひどいのではないか
傷や汚れについては、商品画像や商品説明が充実しているお店を選ぶことで、対策が可能だと思います。
私が利用したマップカメラでは、1つ1つの商品に対して、かなりの数の商品画像が掲載されています。1つの商品に対して画像の枚数が20枚〜30枚くらい、「そんなに画像いりますか？」ってくらい載ってます。
色んな角度からの画像があるので、しっかり確認すれば、細かい傷や汚れでも発見できると思います。
私のα7RIIIは並品で、画像を見る限り、割と使用感はありました。（細かな傷などいくつかあったり、印字の白い文字に変色があったり）
パソコンから商品画像を見る限りでは、「あまり綺麗じゃないけど、この値段なら納得できるかな」くらいの状態でした。
実際に家に届いたα7RIIIの状態は、「マップカメラの画像のまんま」という感じです。正直なところ「画像で見るよりも綺麗じゃん！やったぜ！」というのを心のどこかで期待していました。
しかしながら、良くも悪くも、マップカメラの商品画像は実際の商品の状態をよく示していると思います。
お店によっては、実際の店舗で商品を見せてくれたりすると思うので、実際に触って確認ができればなお良いと思います。
「中古のカメラは傷や汚れがひどいのではないか」という不安は、事前に詳細が確認できるお店で購入することで、対応しました。
中古のカメラを買っても大丈夫な人
そういうわけで、私が考える「中古のカメラを買っても大丈夫な人」とは、「中古に対する不安要素を全て対策できる人」です。
私の場合は、不安な要素として「中古のカメラの故障リスク」を主に上げましたが、「状態のいい中古のカメラがすぐに手に入るか」だったり、「買ったあとのアフターサービスはきちんとしているか」など、不安な要素は人それぞれだと思いますので、
中古のカメラに対する不安要素を一度全て書き出してみて、その全部が対策可能なのであれば、中古のカメラの購入に踏み切ってもいいのではないかと思います。
不安な要素を1つ1つつぶしてゼロになるのであれば、購入を迷う理由はないはずです。
逆に、一つでも不安要素が残るような場合には、値段は高いですが新品のカメラを購入する方が幸せになれると思います。
中古のカメラと上手に付き合っていく
私は大手のネットショップ（マップカメラ）を利用していますが、メルカリなどの個人売買では、ネットショップよりもさらに安い価格でカメラやレンズを購入できるようです。
しかしながら、故障リスクはやっぱり気になります。（メルカリなどの個人売買だと、故障や不良品でも、保証が難しい場合があるようです。）
個人売買の安さは魅力的ですが、私は今後も大手のネットショップを利用する予定です。
中古のカメラと上手に付き合いながら、写真という趣味をコスパよく楽しんでいこうと思います。