カメラで撮った写真や動画は、全て外付けのSSDに保管している。
正確には、2つの外付けSSDと1つの外付けHDDに全く同じデータを保管しているのだが、私のデータの保管方法については長くなりそうなのでここでは省略しようと思う。
写真と動画のデータの保管方法については、それをテーマに近々ブログを書きたいと考えている。
話が脇道にそれてしまった。SSDの話に戻ろうと思う。
日々ものすごいスピードで増えていく写真と動画のデータは、パソコンの内蔵SSD(256GB)にはとっくの昔に入りきらなくなっていて、2TBのSSDをメインストレージとして使用してきた。
そんな2TBのSSDがとうとう一杯になってしまったので、どうしたものかという話である。
メインストレージとして使っていたSSD
これまで使っていたSSDは、ウエスタンデジタル(Western Digital)の「My Passport SSD」というものである。容量は2TB。
1年くらい前のアマゾンのセールの時に、19,570円で購入した。
セール価格とはいえ、今考えても決して安くはない。
「ストレージに2万円か、、」と、このSSDを購入する時には少し躊躇した記憶がある。
2万円という金額に慄きつつ、「2TBなんて容量があれば5年くらいはストレージには困らないよな」と自分に何度も言い聞かせてポチった。(20,000円÷5年と考えると、1年あたり4,000円、1月あたり300円くらいの出費になる。)
2TBにはどれくらいのデータが入るのか
2TBという容量が大きいか小さいかは、人によって異なると思う。
Dropboxの説明によると、1TBに入るデータはこんなかんじらしい。(https://www.dropbox.com/ja/features/cloud-storage/how-much-is-1tb)
- 1,200万画素のデジカメで撮影した写真 25万枚
- 映画 250本(またはHD画質の動画 500時間分)
何か専門的なことをしない人にとっては、2TBという容量は多分一生かかっても使いきれないと思う。
しかし、YouTuberなど動画で色々とやっている人にとっては、1ヶ月そこらで使い切ってしまうものかもしれない。
かくいう私も、2TBのSSDを購入した1年前の時点では、「2TBなんて容量があれば5年くらいはストレージには困らないな」と思っていた。
ところがどっこい。1年で一杯になってしまった。
私の場合のSSDの使い方
繰り返しになるが、私はこの2TBのSSDをメインストレージにしているので、私が所有するほとんど全てのデータはこれに入っている。(今更だが、「メインストレージ」という表現・概念が一般的かどうかは知らない)
そして、私が保管しているデータは、自分がカメラで撮影した写真と動画がほとんどである。
カメラで撮影した写真は基本的にrawデータで保管し、それをLightroomで現像したjpegデータも合わせて保管している。
明らかな失敗の写真は削除するが、シャッターを切ったうちの8割くらいは、rawとjpegの両方になってSSDに保管されることになる。
せっかくの機会なので、SSDの中のデータの内訳を確認してみた。
- 写真(rawとjpeg) 1,400GB
- 動画(mp4) 450GB
- 音楽などその他 20GB
写真が圧倒的に多い。
動画も結構撮っているつもりだったので、写真の比率がここまで大きいことに少し驚いた。
α7RIIIやX-T5などの高画素機を多用しているので、その影響もかなり大きいかもしれない。(高画素機はrawデータ1つが100MBになることもある。)
高画素機は便利な面も多いが、ストレージの視点からは考えものである。
SSDが足りなくなったことへの対応策
SSDの容量を使い切ってしまっても、毎日写真を撮ってしまうので、データは日々増えるばかりだ。
今後のストレージ政策をいくつか挙げて検討してみた。
対応策1 さらに大きい容量(4TB)のSSDを購入する
まず、最初に思いつくのは、容量の大きいSSDへ乗り換えることである。
ストレージの容量は2の倍数のものが多いので(技術的な理由だろうと思う)、2TBより大きいものとなると4TBになる。
8TBの外付けSSDはほとんど見かけない。技術的に8TBにするのが難しいのか、技術的には可能でもコスト(値段)が現実てきではなくなるのか。
おそらく後者だろうと思う。
今のSSDの相場は「1TB=1万円」くらいなので、8TBのSSDがあったとしても10万円くらいすることになる。
現実的ではない。
話が脱線したが、4TBのSSDを追加する場合のメリットデメリットは次の通り。
対応策1のメリット
- 1つのSSDで完結する
- 今までと同じように使える
対応策1のデメリット
- 値段が高い(5万円くらいかかる)
- まだ現役の2TBのSSDを廃棄することになる
対応策2 2TBを追加して、SSD(2TB)二つ体制にする
2つ目の案として「2TBのSSDを追加する」という方法を思いつく。
例えば、「写真データはSSD①に保管して、動画データはSSD②に保管する」みたいなルールを作って、2TBのSSD2つで仮想的に4TBのSSDを作ってしまう、みたいな方法だ。
4TBのSSDは高額だけど、2TBだったらまだ買いやすい値段かな、といった具合。
この方法のメリットデメリットは次の通り。
対応策2のメリット
- 4TBのSSDを購入するよりも安く済む
- 今のSSDを有効活用できる
対応策2のデメリット
- SSDが複数になるので管理が面倒
- データの保管でミスをする可能性が高くなる
対応策3 大容量のHDDに引っ越す
日々増えるデータ容量を考えると、今後ずっとSSDを使っていくというのは難しいのかもしれない。
SSDに比べて速度は劣るが、8TBくらいのHDDに引っ越せばあと5年くらいは延命ができる。
HDDに引っ越す場合のメリットデメリットは次の通り。
対応策3のメリット
- 大容量でも安い(8TBでも1万円台で買える)
- SSDよりも大きい容量のものがある(10TB以上の容量のHDDも売ってる)
対応策3のデメリット
- 読み書きの速度が絶望的に遅いので、現像などの作業に時間がかかる
- 過去の写真・動画の閲覧が快適にできない(遅い)
- 物理的に重い
買ったもの
ストレージをどうするか数日悩んでいたが、それでも毎日写真を撮ってしまう。
SSDは一杯のくせに毎日写真を撮ってしまうので、SSDに保存しきれないデータがどんどん溜まっていく。
結局、2TBのSSDをもう一つ追加することにした。
とりあえずの場当たり的な行動であり、練られた策なんかでは全くない。
- 「本当は4TBのSSD(対策1)がいいけど、5万円くらいするSSDを買う勇気は出ない」
- 「作業効率を考えるとHDD(対策3)はさすがに嫌だ」
と、消去法的に2TBのSSDの追加(対策2)を選択してしまったわけである。
写真データをこれまでのSSDに保管しつつ、新しいSSDに動画データを全て移動させて、当面のストレージ不足をやり過ごす予定である。
だた、ストレージを2つに分けるというこの方法は、人的ミスによるデータの消失が恐い。
特に、SSDを追加してデータを大量に移動させる時なんかは、絶対にミスが無いように何重にも確認をする必要がある。
不注意で今までの動画データがまるまる消失してしまう、なんて可能性もある。要注意だ。
今後を考えると震える
2TBのSSDが一杯になってしまったので、記事を書いてみた。
とりあえずはメインストレージであるSSDを4TB(2TB+2TB)に拡張することにしたが、この4TBも2〜3年でまた一杯になるだろう。
写真と動画のデータは基本的に減ることはないので、将来的には10TBとか20TBくらいの容量が必要になるのだろう。
そう考えるとゾッとする。
データが10TB以上になるとSSDで保管するのはもう無理だと思う。そうなると、HDDをいくつも用意するとか、NASを導入するとかが必要になる。
最善策は自宅にNASを導入することだと思う。
プロの写真家も、NASを構築しているらしい。
近々またSSDが一杯になる時までに、10TBクラスのデータに耐えうるストレージ環境を構築する必要がある。
良い環境が構築できたときには、またブログにしようと考えている。